KAORI'S STORY

私の想い ~普通のOLがなぜエステティシャンを目指したのか~

  1. 自分と同じ悩みを持った人の力になりたい!
  2. 自分の身体に悩みがあり、それを改善するためにやってきたことを活かしたい!
  3. 自分が行きたいエステを作りたい!
  4. 年を重ねても女性を輝かせたい!(内面も)
  5. 美容と健康が私のライフワークだから!

椎名かおりストーリー

私自身の身体へのコンプレックスが、エステティシャンになるきっかけです

私がエステティシャンになろうと決めたのは35歳の時です。

私自身が長年悩んできた身体ことで困っている女性を助けたいと思ったのです。

そこに至るまでには、たくさんの葛藤がありました。

私は10代から数々のコンプレックスを抱えていました。

  • 中学時代から太り出したこと。
  • ダイエットに励むも一向に痩せられなかったこと。
  • 太ってから、酷い吹き出物に悩まされ続けたこと。
  • 顔の形が気になり、小顔に憧れ続けたこと。

 

太ったことが引き金となり、どんどん自信を失いました。

ふっくらした頬に吹き出物が酷く、鏡を見るたびに溜息をついたものです。

そんな自分を好きになれず、コンプレックスをひたすら悩み過ごした高校時代があります。

高校に進学して父の勧めでバレーボール部に入部しました。

練習が厳しくて有名な強豪チームです。

未経験な私は、先輩をサポートすることが役割でした。

当時の先輩たちから言われ続けた教えがあります。

「強くなりたければ食べなさい。」

先輩たちからの強制で、1日6食が当たり前になったのです。

中学時代と比べて10㎏増えて、ポッチャリを越え、完全に「おデブな私」になっていくのです。

左が私です。修学旅行にて。

 

700万円使っても、消えなかったコンプレックス

大学合格後はダイエットに励むようになりましたが、一向に変わりませんでした。

置き換えダイエットや単品ダイエットなど、様々なダイエットを試しました。

我慢は結局続かず、最後はリバウンドして終わることを繰り返しました。

エステに出会ったのはそんな時です。

まだ二十歳でした。

「エステに通えば、私の悩みはなくなるかもしれない。」

バイト代は全て、エステに注ぎ込みました。

サロンの方が薦めることを信じ、ダイエット器具や化粧品、サプリメントもとことんやりました。

週に1回のエステが、2年間続いたのです。

その間、納得のエステサロンとなかなか出会えず、点々とします。

こっちで施術、あっちで施術、こっちとあっちで器具を買い、言われるがままサプリメントを購入といった、軸の定まらない感じでした。

いつの間にか、精神的にも「エステ漬け」になっていたのです。

2年間たくさんのお店に通い詰めましたが、金額や接客、内容に疑問が出てくるようになりました。

 

「金額が高すぎる割に、効果を感じない。」

「担当者によって技術の差がある。」

「マニュアル通りの機械的な接客で、誠意が感じられない。」

「本当はお金だけ吸い取られているのでは?」

 

そんなことを考え始めたのです。

それでも、「ブレーキを踏みながらアクセルも全開」という、矛盾に満ちたエステ通いの日々は続きました。

途中で辞めることが、怖かったのです。

「ここで辞めてしまったら、今までやってきたことはどうなるの?今までつぎ込んできたお金は無駄だったってことになる。そんなの認められない。認めたくない。」

そんな気持ちが強く、いつまでも解約する勇気が持てずにいたのです。

「本来エステは、ワクワクした気持ちで行って、キレイになってルンルンで帰るところなのではないかな。」

葛藤を抱えたまま通い続けました。

総額は700万円です。

今だからこそ言える、私のあり得ない過去です。

当時、結果を出せない自分の情けなさに、涙が止まりませんでした。

 

一番左側が、大学時代の私です。夏休みに行った館山の民宿にて。

 

頭痛、肩こり、腰痛に悩んだ3年間

社会人になり、電気メーカーに就職しました。

総務・人事に配属され、会社の運営、人事採用等の仕事に就くことになりました。

毎日のPC作業で、今まで経験したことのない、肩こり、腰痛、頭痛に悩まされました。

高額のエステ通いに、マッサージや指圧通いも加わったのです。

連日の外食やお酒、ストレスからのお菓子の食べ過ぎで体重は激増しました。

疲れて化粧を落とさず寝てしまうことも多々あり、肌はボロボロになってしまいました。

 

長年の顔の悩みもありました。

「小顔」の謳い文句があればサロンに通い、道具を買って試したりもしました。

小顔になれると有名な骨気(コルギ)店にも通いました。

50万円かけましたが、やはり私の思う小顔にはなれませんでした。

 

自律神経失調症を診断されたのも、この頃です。

体型、顔のコンプレックスに何百万もつぎ込んだ上に、結局なにも解決しませんでした。

仕事にもやりがいを感じることができず、ストレスで体調不良。

なにもかもが嫌になりました。

仕事に向かうことができなくなり退職することになりました。

拗らせ女子とは、私のことです。

あの頃が、人生で一番病んでいた時代だと思います。

 

ボロボロの私を救ってくれたのが、今の主人です

今の主人と出会ったのは、そんなボロボロの頃です。

彼は美容師です。

「こんな私では誰にも受け入れてもらえない、こんな私ではやりたいことも見つからない。」

ないないづくし私の話を受け入れ、親身になって聞いてくれたのです。

 

「そうか、体形が気になるんだね。でも俺だったらあまり痩せている子よりもいいけどなー。」

「顔の形が気になるんだ。でも美容師やってるからかおりちゃんは小さい方だよ。お客さんに頭がこんなデカイ人もいるからねー!」

「やりたいことが見つからない?そうだよね。正直俺もいつの間にかなんとなく美容師の道に来たんだよね。楽しい仕事ってないからね。自分で楽しみ方を見つけるしかないんだよね。」

 

どんなことを話しても、私の悩みをコロッとプラスに変換してしまう彼と話していると、本当に救われた気持ちがしました。

「なんか今までなんだったのだろう」と、笑えたのです。

私は太っているから今まで恋愛がうまくいかなかったのだと決めつけていました。

私は吹き出物があったら、好かれないと思い込んでいました。

でもそうではないのだと、彼と話していてわかりました。

 

それ以来、過剰なエステ通いもこの時終わりました。

すべて解約し、必要のない機械やサプリもすべて手離しました。

不思議なもので、「別にこのままでいいや」と気持ちがスッキリした途端に、身体も丁度よく痩せたのです。

過剰なコンプレックスの執着を手離せたのは、彼のお蔭です。

本当は誰かに、自分を認めて欲しかったのだなと、実感しました。

 

経絡リンパマッサージと出会うきっかけとなった第二子誕生

二人目も母乳で育てた結果、バストが2カップもダウンしてしまいました。

さすがにこれにはショックでしたが、昔のように「あっちこっちエステ通い」という発想にはなりませんでしたね。

色々調べ、朝井麗華先生の「美乳メソッド」を知ることになります。

肩こりや肩甲骨周りの硬さが原因でバストアップできないことが書かれており、経絡リンパマッサージを初めて知るきっかけとなったのです。

この出会いで、私は今の仕事に就いています。

朝井先生の本はセルフケア法が中心ですが、その考え方に影響を受け、実際に朝井先生のお店(恵比寿)に施術を受けに行きました。

とても気持ち良くて経絡リンパマッサージの虜になりました。

「たくさんの方に経絡リンパマッサージの良さを知ってもらいたい」と学校に通うことを決めました。

資格を取得し、その2年後、『Beauty Salon VERY YOU』を開店したのです。

 

今となっては、昔からのコンプレックスがあったお蔭で、この仕事とめぐり逢えたのだと思い、日々、仕事と子育てに励んでいます。

自分の悩みが、仕事に繋がるなど正直思ってもみませんでした。

VERY YOUをオープンしてみて、私はお客様にとても恵まれているなと思います。

中には私と同じように身体のお悩みを打ち明けて下さる方もたくさんいます。

身体の不調やコンプレックスで悩む方の力となれるよう、これからも勉強し続けます。

私の大切な家族です!

 

新たな骨格施術を勉強中です。

2017年から、柔道整復師であり治療家の射水徹先生のもと、「関節エステ」を勉強させて頂いております。

射水先生は骨格矯正のスペシャリストで、全国のエステティシャンに向けて矯正技術指導をされている方です。

VERY YOUにも、腰痛や肩こりで悩む方、また骨盤のお悩みを抱える女性がたくさん来られています。

身体の根本である骨格から美容にアプローチできるエステティシャンになろうと決意し、2018年には関節エステの最上級セミナーであるマスタークラスまで受講しました。

マスタークラス課程が修了した今も、定期的に勉強させて頂いております。

ふつうのエステでは得られぬ発想、施術法を修得し、ますます身体の勉強が楽しくなりました。

また、共に学んだ仲間の存在もとても大きいです。

できない時は練習会をしたり、相談に乗ってもらえたりする仲間がいることも、私の宝物です。

これからもしっかりと勉強し、VERY YOUに通われている皆様の力になることをお約束します。